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2024年10月27日日曜日

読書 二月二十六日のサクリファイス


お勧め度:★★★★ 力作だ。丁寧に、重厚に、そして面白い。

 二二六事件の首謀者として、技術将校、山口大尉が確保された。

彼を調べる憲兵隊員が、主人公です。

本当に、山口大尉は、首謀者なのか?彼は、どのような役割を?

 主人公は、 山口大尉の周辺の人々を調べる。

そこから浮かあがる大尉、そして暗躍する石原莞爾の狙いは?

 面白い!

大尉の特異なキラクターと相まって、どんどん読み進められます。

二二六事件前後の陸軍の様子、その頃の日本の風景など、

興味深い所が満載です。

読めて良かった。



 

2024年1月1日月曜日

昔の読書 迷い家


お勧め度:★★★★

これは、すごいな。日本ホラー小説大賞優秀賞だけある。

化け物屋敷に閉じ込められ、そこで、現れるあやかし。

集められた、この世界ではありえない力を持つ霊宝を用いて、

生き残りを図る、そして、時は流れ・・・。

日本の妖怪、あやかし、霊宝など総登場という感じで、

読み応え満点。雰囲気も、いかにもホラーぽっくて良かったです。

エロ、グロでない、ほのかな恐怖みたいなものがあって、良かったです。

いや、面白かった。