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『火喰鳥を、喰う』:読後の後味までホラー

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■ お勧め度 ★★★★☆(星4つ) なんだこの恐怖は? そして読んだ後の後味の悪さが、まさにホラーでした。 火喰鳥を、喰う (角川ホラー文庫) [ 原 浩 ] 価格:792円(税込、送料無料) (2026/3/28時点) 楽天で購入 1. 祖父の日記と火喰鳥 太平洋戦争で亡くなったはずの祖父の墓が壊され、 その日記が今になって戻ってくる。 そこに記されていたのは、謎めいた存在「火喰鳥」の記録。 この日記をきっかけに、次々と怪異が現れ、現実が静かに崩れ始める。 祖父は本当に死んだのか? 火喰鳥とは何なのか? 不気味な謎が、読者の心をじわじわと締めつけていきます。 2. 謎が謎を呼ぶ、逃げ場のない展開 主人公とその妻、霊能力者、新聞記者たちが巻き込まれていく中で、 世界は静かに、しかし確実に変容していきます。 謎が謎を呼び、現実が侵食されていく感覚は、他では味わえない恐怖体験。 3. まとめ:読後感まで含めて“怖い” ただの怪談ではなく、読後に残るざらついた感情こそが、この作品の真骨頂。 怖かった。そして、読後の不穏な余韻までがホラーでした。

『極楽に至る忌門』:土俗ホラーの極北、これはいかんやつです

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『極楽に至る忌門』:土俗ホラーの極北、これはいかんやつです ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 高知県と愛媛県の県境にある山中の村。 そこへ帰省する人、訪れる人、そしてそこに住む人々を襲う怪異——全4編。 その背後にあるものとは何か。陰陽師たちが挑むが……という物語。 【中古】極楽に至る忌門/KADOKAWA/芦花公園(文庫) 価格:567円(税込、送料無料) (2026/2/23時点) 楽天で購入 1. 土俗ホラーの怖さが全開 閉鎖的な村を舞台にした土俗系ホラー。 村に染みついた風習や、人々の狂気がじわじわと迫ってきて、読んでいて本当に怖い。気持ち悪さも強烈です。 2. いろいろな怖さが次々に 怪異そのものの恐ろしさだけでなく、村の空気、人々の異様な言動、逃げ場のない閉塞感…… いろいろな種類の怖さが次々に襲ってきて、読む手が止まりません。 3. まとめ:これは、いかんやつ 土俗ホラーが苦手な人には、かなりキツい内容かもしれません。 怖すぎて、読み終えたあともしばらく引きずるほどの一冊でした。

『夜見師 2』:過去と真実が交錯する、物語の核心へ

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『夜見師 2』:過去と真実が交錯する、物語の核心へ ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 1巻と2巻でひとつの物語が完成する構成。 2巻では謎が明かされ、物語の深みが増していきます。1巻を読んでからの方が断然楽しめます。 【中古】 夜見師 2 / 中村 ふみ / KADOKAWA [文庫]【メール便送料無料】【最短翌日配達対応】 価格:295円(税込、送料別) (2025/11/2時点) 楽天で購入 1. 夜見師の過去が明かされる 2巻では、主人公・夜見師の過去や、彼がその役目を担うに至った経緯が描かれます。 キャラクターの「そうだったのか」が深まります。 2. 関係性に変化が生まれる 夜見師を支える2人の助手の関係に、新たな人物が加わることで微妙な変化が。 人間関係の揺らぎが、物語に幅をもたらします。 3. まとめ:1巻の謎が解けて、より面白く 屋敷に巣くう怨霊の謎が明かされ、1巻で張られた伏線が回収されていく展開は読み応えあり。まずは1巻から読むのがおすすめです。