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2025年8月1日金曜日

読書 ある翻訳家の取り憑かれた日常2


お勧め度:★★★★★ 少し楽くて、とても悲しくて、怒って、そして時が過ぎていく
                 ・・これが人生。

筆者は、琵琶湖畔にお住まいの、1970年生まれの翻訳家さんです。

彼女の2024年一年間の毎日の日記です。

双子の息子、夫、義理の父母等の話、ペットの話、

ご自分の仕事や、病気、ネットショッピングの話、読書、世相などなどです。


なんだろうな、この面白さ。引きの強さ。

悲喜こもごもの日常が描かれているだけなのに、

煌びやかな、あるいは、ハラハラドキドキの日常でもないのに、

引き込まれて一気読みです。

ストーリーがあるわけでもないのに、途中で読むのやめられなくなりました。

文書の力でしょうか。決して難しい言葉を使っているわけでもなく、

平易で読みやすいのに。

「人生ってこんなもんなんだ」という感覚が伝わってくるからでしょうか。

他人の日記「面白い!止められない」と思ったの、初めてです。

特に、同じ年代の方には、お勧めです。

読めて幸せです。