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2025年6月29日日曜日

読書 この味もまたいつか恋しくなる


お勧め度:★★★★ 泣ける本じゃないんだけど、泣ける。

「生姜焼き定食」「シーフードドリア」など、食べ物で思い出す記憶の

随筆40篇弱です。

家族や友人、恋人との想い出、その時の自分自身などが書かれています。

泣けます。

過去の人生の機微を垣間見ているような。人生の儚さを読んでいるような。

文章もいい。平易で読みやすい文章なのですが、それでも、どこか、

泣ける文章でした。

このような本を読むのは、悲しくもあり、喜びでもあり。

いい本でした。



2025年3月1日土曜日

読書 草莽の臣

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草莽【そうもう】の臣【しん】 [ 森山 光太郎 ]
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お勧め度:★★★★ これは、すごいぞ!すごい創造、想像力だ。

島根県の西部の一部を領地とする益田一族。

彼らは日本を外敵から守る。守るために、日本を決して2つに割らない

ことを一族の命としてきた。

白村江の敗戦から壬申の乱までの日本、元寇、秀吉の唐入り、

幕末の攘夷、それぞれの時代での益田一族の活躍を描きます。

これは、すごいな。あまりの面白さに、夜更かし。翌日つらかった。

各事件の主要登場人物もキレッキレで、描かれているほか、

益田一族の深謀、戦略、戦術、戦いの様子、読みどころ満載です。

文句なしに面白い。読めて幸せでした。