シリーズものの次が読みたくなる。
「様子がおかしく、怪しい団体の元から帰らぬ妹を助けてほしい。」
そんな依頼を受けた、若い女性社長と若い助手の、佐々木事務所。
心霊現象を扱う佐々木事務所は、協力者の力も得ながら、
妹のいる組織を探るが・・。
グロい、気持ち悪い感じのホラーではなく、宗教や民俗学的な怖さです。
そのためか、そんなに怖くは、なかった。
だけど、ストーリー展開、怪しい団体とその主催者の正体や力、
宗教、人と人との関係など、いろいろなテーマが含まれていて、
小説として面白く読めました。
なにより、心霊現象を扱う佐々木事務所の二人のキャラが、
読んでいて小気味よかったです。
シリーズものらしいので、次が読みたくなる1冊でした。