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『先読みChatGPT』:使い方から仕組みまで、広く紹介する入門書

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『先読みChatGPT』:使い方から仕組みまで、GPT-3.5ベースで広く紹介する入門書 ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) ■ レベル 入門 ChatGPTの始め方、機械学習やディープラーニングの考え方、活用できる分野、AI利用の注意点などを広く紹介した一冊。 GPT-3.5をベースに書かれており、対話形式で読みやすく、ポイントが整理されています。 170ページ強のボリュームで、ささっと読める構成です。 【中古】先読み!IT×ビジネス講座 ChatGPT 対話型AIが生み出す未来/インプレス/古川渉一(単行本(ソフトカバー)) 価格:323円(税込、送料無料) (2026/2/22時点) 楽天で購入 1. ChatGPTの始め方から、AIの基本的な考え方まで ChatGPTの使い方をはじめ、機械学習やディープラーニングの考え方についても触れられています。 専門的な内容を含みつつも、入門者向けにやさしく構成されています。 2. 活用シーンとAI利用の注意点を紹介 文章作成、カスタマーサポート、プログラミングなど、ChatGPTが活用できる分野を紹介。 あわせて、AIを利用する際の注意点についても述べられています。 3. 対話形式でスラスラ読める、170ページの軽やかさ 全体は170ページ強とコンパクトで、短時間で読み切れる構成。 対話形式で書かれており、テンポよく読み進められます。 4. まとめ:入門者向けに広く紹介された一冊 『先読みChatGPT』は、ChatGPTやAIに関する基本的なトピックを広く紹介した入門書です。 内容はGPT-3.5をベースにしており、対話形式で読みやすくまとめられています。 まずは概要を知りたいという人に向いています。

『ChatGPT 120%活用術』:AI初心者のための、やさしく実践的な入門書

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『ChatGPT 120%活用術』:AI初心者のための、やさしく実践的な入門書 ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 個人の仕事や日常の作業を効率化したい人に。ChatGPTの基本的な使い方から、実践的な活用例までを幅広く紹介してくれる入門書。 すでに使い慣れている人には物足りないかもしれないけれど、これから始めたい人にはぴったりの一冊。 【中古】ChatGPT120%活用術/宝島社/ChatGPTビジネス研究会(単行本) 価格:947円(税込、送料無料) (2026/2/21時点) 楽天で購入 1. ChatGPTって何?から始まる、やさしい導入 本書は、AIチャットツール「ChatGPT」の基本的な紹介からスタートします。 「そもそもChatGPTって何?」というところから、どんなことができるのか、どんなふうに使えばいいのかを、やさしく丁寧に解説してくれます。 技術的な専門用語はほとんど出てこないので、AIに詳しくない人でも安心して読み進められます。 2. 50以上の活用事例をテンポよく紹介 メール文の作成、キャッチコピーの提案、自己紹介文の作成、外国語への翻訳、アンケート結果の分析、Excel関数の使い方まで―― さまざまなシーンでの活用例が、1テーマにつき1~数ページでテンポよく紹介されています。 それぞれの事例には「どんなプロンプトを入力すればよいか」「どんな出力が得られるか」が具体的に書かれていて、すぐに真似できるのが魅力です。 3. さっと読めて、すぐ試せる。だけど…? 全体で150ページほどとコンパクトなボリュームで、短時間で読み切れるのも嬉しいポイント。ChatGPTの精度を上げるためのちょっとしたコツも紹介されています。 ただし、すでにChatGPTをある程度使いこなしている人にとっては、既知の内容が多く、物足りなさを感じるかもしれません。 4. まとめ:これから始める人への、やさしい道しるべ 『ChatGPT 120%活用術』は、AIを使ってみたいけれど何から始めればいいかわからない…という人にぴったりの入門書です。 実際の活用例を通して、ChatGPTの便利さや可能性を体感できる構成になっており、「まずは試してみよう」と背中を押してくれる一冊です。

『某には策があり申す』:不器用にして誠実。島左近、戦に生きた男の軌跡

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 ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 戦国時代の空気を肌で感じたい人に。合戦の臨場感と、信念を貫いた一人の武将の生き様が胸に残る一冊。 派手さはないけれど、じわじわと染みてくる読後感があります。 【中古】某には策があり申す 島左近の野望/角川春樹事務所/谷津矢車(文庫) 価格:454円(税込、送料無料) (2026/2/19時点) 楽天で購入 1. 筒井、豊臣、蒲生、石田…主を変えながら戦い続けた男 本作は、戦国武将・島左近の生涯を描いた歴史小説です。筒井順慶に仕えたのち、豊臣秀長、蒲生氏郷、そして石田三成へと主君を変えながら、左近は常に戦場に身を置き続けます。 その歩みは、まさに戦国の動乱を体現するものであり、関ヶ原の戦いに至るまでの数々の合戦を通して、彼の存在感が際立っていきます。 2. 強烈なキャラクターとして描かれる島左近 本書の左近は、ただの忠義の士ではありません。時に大胆で、時に冷静。強烈な個性を放ちながらも、どこか不器用で、世渡り上手とは言いがたい人物として描かれています。 その不器用さゆえに損をする場面もありますが、信念を曲げずに生きる姿には、読んでいて心を動かされるものがありました。 「某には策があり申す」という有名な台詞も、彼の生き方を象徴する言葉として、物語の中で印象的に響きます。 3. 合戦の描写が生きている。戦国の空気を体感できる 本書のもうひとつの魅力は、合戦シーンの描写の丁寧さです。戦の駆け引きや兵の動き、戦場の緊張感が細やかに描かれており、読んでいて手に汗握る場面も多くあります。 戦国時代の合戦がどのように行われていたのか、臨場感をもって追体験できるのは、歴史小説として大きな魅力です。 4. まとめ:策ではなく、信念で生きた武将の物語 『某には策があり申す』は、タイトルに「策」とありながら、実際には策を弄するよりも、自らの信念に従って不器用に生きた島左近の姿を描いた物語です。 筒井家、豊臣家、蒲生家、石田家と、仕える主を変えながらも、戦場に身を置き続けた彼の生き様が、合戦の描写を通して力強く浮かび上がってきます。 戦国の世を駆け抜けた一人の武将の姿を、戦いの中に描き出した本作は、歴史好きにはもちろん、合戦の臨場感を味わいたい人にもおすすめです。

『サーラレーオ』:新庄耕が描く悪。破滅へ突き進むクズたちの狂騒曲

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『サーラレーオ』:新庄耕が描く悪。破滅へ突き進むクズたちの狂騒曲 ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 悪漢小説の醍醐味が詰まった一冊。現実逃避したい時に。「こんな人生もあるのか……」と、自分とは無縁のはずの世界に引きずり込まれる感覚を味わえます。   サーラレーオ【電子書籍】[ 新庄耕 ] 価格:1,562円 (2026/2/15時点) 楽天で購入 主人公はタイで麻薬を売買する若い男。ある麻薬の種を手に入れたことから、日本で仲間とともに大規模な栽培と売買の計画を始動させますが……。 道徳のかけらもない悪党たちが、破滅へと向かって突き進むピカレスク・ロマンです。 1. 「悪を書かせたら天下一品」新庄耕が描くクズたちのリアリティ 主人公、同棲する女、そして仲間たち。登場人物が驚くほど全員「クズ」です。 道徳観がなく、人を騙すことも平気。そんな救いようのない人々を、新庄耕さんは天下一品の筆致で描き出します。 彼らの言動があまりにリアルで、まるで実在する悪党たちの物語を覗き見ているような生々しさを感じます。 2. 悪漢小説ならではの面白さ:日常を忘れる「現実逃避」 常に死や破滅が隣り合わせにある、危機的状況の連続。 現実ではまず味わうことのない恐怖感、焦燥感、そして悪党どもの奇妙な連帯と冷酷な騙し合い。 「こんな人生もあったのか……」と圧倒されるうちに、日常の悩みなど忘れて物語に没入できる、最高の現実逃避になります。 3. むせ返るような熱気。タイの暗黒街という異世界 本作の大きな読みどころは、タイの暗黒街の生々しい描写です。 街の様子、そこにうごめく人々、そして日本とは全く異なる不穏な空気感。 私たちが一生体験することのないであろう、未知で危険な世界のディテールは非常に興味深く、物語に圧倒的な深みを与えています。 4. まとめ:一度浸かると抜け出せない、破滅の「中毒性」 『サーラレーオ』は、単なる犯罪小説ではありません。危機や破滅に向かう悪党たちの生き様には、抗いがたい「中毒性」があります。 読み進めるうちに、彼らのろくでもない人生が、なぜか他人事とは思えなくなってくる不思議な感覚。 読後にじわじわと毒が回るような、独特の読書体験を楽しみたい方にぜひおすすめしたい一冊です。

『単身リスク』:社会分析は鋭いが、個人の「解決策」には踏み込み不足か

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『単身リスク』:社会分析は鋭いが、個人の「解決策」には踏み込み不足か ■ お勧め度 ★★☆☆☆(星2つ)  日本の社会構造を俯瞰するには良いが、個人の具体的なアクションプランを期待すると肩透かしを感じるかもしれません。 単身リスク 「100年人生」をどう生きるか (朝日新書1026) [ 山田昌弘 ] 価格:990円(税込、送料無料) (2026/1/11時点) 楽天で購入 1. 「リスクの可視化」と統計データ 本書の読みどころは、膨大な統計資料や社会制度の変遷をもとに、現代の日本人が直面している「もしもの事態」を浮き彫りにしている点です。 「これから日本社会はどう変わるのか」「かつての常識がなぜ通用しないのか」といった マクロな視点での現状把握 は非常に緻密です。社会全体の動きを冷静に、客観的に理解したいという目的であれば、これほど情報量の多い本は他にないでしょう。 2. 「現状分析」の先にある、解決策の希薄さ ただ、読み進めるうちに「では、具体的にどうすればいいのか?」という疑問が膨らんでいきました。 本書は、社会制度の不備や将来のリスクをひたすら説明してくれるのですが、提示される対策は、どちらかといえば一般論の枠を出ない印象を受けます。 「もしもを常に考えよう」といった心構えや、国・自治体のレベルで論じられる政策論が中心であり、 「明日から自分の生活をどう変えるべきか」という個人的な解決策 については、やや踏み込みが薄いと感じてしまいました。 3. まとめ:現状を知るための「白書」として読む一冊 本書は、個人の不安に寄り添う「ハウツー本」ではなく、日本社会の課題を整理した「社会分析本」として捉えるのが正解かもしれません。 現状のリスクを正確に知ることは大切ですが、そこから一歩進んで「自分はどう生きるか」という具体的な勇気や知恵を求めていた私にとっては、少し物足りなさが残る読後感となりました。 知識として社会の構造を整理したい時には価値ある一冊ですが、**「実生活に直結するヒント」**を探している方は、他の実践的な本と併読するのが良いかもしれません。

『豊臣家の人々(上)』:悲劇の人生を淡々と描いた、安定の面白さ。

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司馬遼太郎さんの作る人物像は、なぜ興味深いのだろう? 上巻は、豊臣秀次、小早川秀秋、宇喜多秀家、北ノ政所、豊臣秀長の話です。悲劇の人生を淡々と描いた作品ですが、安定の面白さでした。 本当にこのような人物だったかは分かりませんが、それでも非常に興味深く読めました。 ■ 書籍情報 書名: 豊臣家の人々(上) 著者: 司馬遼太郎 豊臣家の人々(上) (単行本) [ 司馬遼太郎 ] 価格:2,310円(税込、送料無料) (2026/1/4時点) 楽天で購入 ■ お勧め度 ★★★☆☆(星3つ) 1. 豊臣家の人々の悲劇を淡々と描く 上巻では、豊臣秀次、小早川秀秋、宇喜多秀家、北ノ政所、豊臣秀長の話が収められています。それぞれの悲劇的な人生が、司馬氏特有の筆致で淡々と描かれているのが特徴です。 2. 司馬遼太郎が作る人物像の魅力 「司馬遼太郎さんの作る人物像は、なぜ興味深いのだろう?」と、改めて感じさせられます。本当にこのような人物だったかは分かりませんが、それでもなお興味深く読ませる力があります。 3. まとめ:安定の面白さ 史実の姿は分からずとも、司馬氏が提示する人物像には抗いがたい魅力があります。豊臣家の人々の生き様を非常に興味深く読み進められる、安定の面白さを備えた一冊でした。