『フシギ』:オーソドックスだからこそ逃れられな恐怖。

お勧め度:★★★★☆(星4つ)

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フシギ (角川文庫) [ 真梨 幸子 ]
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主人公の女性作家が、出版社の担当者と共に各地の事故物件を巡るうちに、担当者の失踪など不可解な怪異に巻き込まれていく……そんな物語が続いていきます。

事故物件や霊といったテーマ自体はホラーとしてオーソドックスですが、それゆえにリアリティがあり、とにかく「めっちゃ怖い」一冊です。筆致が非常に巧みで、怖さがスッと頭や心に入り込んでくる感覚があります。途中で読むのをやめられなくなるような、底知れない怖さがある、本当にいい本でした。


1. リアルな描写が呼び起こす恐怖

王道的なホラーテーマを扱いながらも、細部の描写が非常にリアルで、まるで隣合わせに怪異が存在しているかのような錯覚に陥ります。

2. 引き込まれる筆致

文章に引き込まれる力があり、恐怖を感じながらもページをめくる手が止まらなくなります。心に深く爪痕を残すような、上質な恐怖体験ができる作品です。



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