『夜明けまで眠らない』:気になって最後まで一気読み

■ お勧め度

★★★★☆(星4つ)

力の入った、大沢在昌さんらしい一冊。
気になって、最後まで一気に読みました。

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夜明けまで眠らない (双葉文庫) [ 大沢 在昌 ]
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1. 深まっていく謎に引き込まれる

主人公は、元フランス外人部隊の傭兵で、現在は東京でタクシー運転手として静かに暮らしています。
ある日、血の匂いをまとった乗客がタクシーに携帯電話を置き忘れたことをきっかけに、
その携帯をめぐって、海外の殺し屋やヤクザたちの争いに巻き込まれていきます。
携帯の謎、誰と誰が組んでいるのか、誰が敵で何が目的なのか——
物語が進むごとに謎が深まり、目が離せないストーリー展開です。

2. 主人公の人物像が興味深い

傭兵時代に負った精神的な傷のせいで、夜に眠れない主人公。
静かな生活の中で抑えていた“殺戮の技術”を、徐々に解き放っていく姿が印象的です。
孤独な生活と、内面に抱える葛藤が丁寧に描かれており、人物像に深みがあります。

3. 知らない世界がリアルに迫る

傭兵の世界や、アフリカの崩壊国家の描写がやけにリアルで、
普段なじみのない世界にもかかわらず、臨場感をもって読めました。

4. 大沢在昌さんらしい一冊

主人公の造形、スピード感のある展開、張り巡らされた謎——
どれをとっても、大沢在昌さんらしさが詰まった一冊です。



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