『やまめの六人』:じわじわと這い寄る不快感…土着ホラーと謎が絡み合う異色作

『やまめの六人』:じわじわと這い寄る不快感…土着ホラーと謎が絡み合う異色作


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やまのめの六人 (角川ホラー文庫) [ 原 浩 ]
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■ お勧め度

★★★☆☆(星3つ) 壮絶な殺し合い、そして、全体的な気持ち悪さがホラー。元気のある時に読んだ方が良いホラー。

 

山道で事故にあった5人。謎の兄弟に次第に助けられたものの、壮絶な殺し合いが始まる。 5人の謎、助けた兄弟の謎、そして、ふと気づけば“6人”いる…? 閉ざされた山の中で、土着の風習と謎が絡み合い、じわじわと恐怖が忍び寄ってきます。

1. 「5人のはずが6人?」不穏な始まりと謎の存在


物語は、山奥の集落に集まった5人の男女が、ある目的のもとに集結するところから始まります。
しかし、ふと気づくと「6人いる」——誰が余計なのか?なぜここに?というミステリー要素が物語を引っ張ります。
この“1人多い”という違和感が、読者の不安をじわじわと煽っていきます。

2. 土着信仰と気味の悪さが織りなす、独特のホラー世界


この作品の真骨頂は、ただの恐怖ではなく「気持ち悪さ」にあります。
文章の節々に漂う不穏な空気、登場人物たちの言動、そして舞台となる山間の集落の閉塞感。
土着信仰や風習が物語に深く関わっており、読んでいるうちにじわじわと心がざわついてきます。

3. まとめ:怖さよりも“気持ち悪さ”が残る、異色のホラー体験


「やまめの六人」は、いわゆるジャンプスケア的な恐怖ではなく、読後にじっとりと残る不快感が特徴のホラー作品。
ホラー好きにはもちろん、ミステリー要素もあるので、謎解きが好きな人にも刺さるかもしれません。
ただし、読後に「なんとも言えない気持ち悪さ」が残るので、読むタイミングにはご注意を…。
「ゾッとするより、じわじわ来る不快感が好き」そんなあなたにぴったりの一冊です。

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