2024年12月31日火曜日

読書 銀河風帆走

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銀河風帆走 (創元日本SF叢書) [ 宮西 建礼 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/12/31時点)


お勧め度:★★★★ 作品のテーマも興味深いし、内容もリアルに感じて、これがSFか、と思わせる良書だと思う

 ハードSFの短編集です。5つの短編からなります。

地球に衝突する小惑星の軌道を変更する方法を考える高校生のグループの活躍、

火山の大噴火から発生する冬から、人類を救うために活躍する高校生たち、

人類の存続をかけて、飛び立った恒星間宇宙船どおしの戦い、その駆け引き・・

など、どの話も興味深いテーマに関して、理論、技術などハードSFの手法で、

迫っていくものです。

そして、解決策も「なーるほど」、話の展開は「えーそうなのか」

という感じです。どの話も面白かったです。

ハードSFといっても、比較的読みやすい方なのでは、ないでしょうか。

面白かったです。





2024年12月30日月曜日

映画 グランメゾン・パリ

 

お勧め度:★★★ 退屈しなかった。

 タイミングがあって、公開初日に見てきました。 

木村拓哉さん演じる人間関係の苦手な天才シェフが、周囲の 協力を得て、

フランスでミシュランの3つ星を目指す物語。 

人間関係の軋轢、フランスでの苦戦、スタッフのトラブル・・・ 

いろいろな困難を乗り越えて、そして、3つ星は取れるのか? 


ストーリーの起伏や変化が少なく、単純な話で、安心して見れます。

ストーリー的には、昨日TVで放映された前日談にあたるスペシャルの方が

良かったです。 

役者さんの演技は、さすが皆さん、安定の上手さ、息もピッタリという

感じで、 安心して見てました。

パリの映像も、綺麗。

料理を紹介するトップフーディストのコメントが、あまりに陳腐だったのは、

残念。なんとかならなかったのか。

このシリーズは、偏屈な木村拓哉さんが、一歩下がって、鈴木京香さんや

沢村一樹さん、及川光博さんなどが、目立つ方が良かったんだけど、

映画は、木村さんが強すぎたような気もします。

男たちの再生物語が、薄れてしまった気がしたのが残念でした。


でも、全体的に面白く見れました。

しかし、木村拓哉さん、50歳すぎても、なんであんなにカッコイイんだ。



 

 

 

 


2024年12月29日日曜日

読書 擬傷の鳥はつかまらない

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擬傷の鳥はつかまらない [ 荻堂 顕 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/12/29時点)


お勧め度:★★★★ これはすごいな。SFであり、ミステリーであり、

現代社会をテーマとした小説であり、哲学的であり、そして面白い。


人を「この世界でない、別の世界」へ逃がす能力を持つ主人公の女性。

そんな逃がし屋の所へ、若い女性2人の依頼が来るが、1人は、逃がす前に

殺されてしまう。

ヤクザからの脅迫で、殺された女性の謎、もう一人の女性を追う主人公。

彼女たちの謎、主人公自身の過去や能力、そして・・。

基本的には、ミステリーっぽく、謎を追っていくのですが、

その過程で描かれる貧困、孤立などの社会問題、「この世界でない、別の世界」

と、人間とは、という問題など、内容豊富です。

 いや、面白かったし、すごい本です。

 

 

 

 

 


2024年12月28日土曜日

読書 絵で見てわかる量子コンピュータの仕組み


お勧め度:★★★ やっぱり、よくわかんないや。

 量子コンピュータの入門書です。

全く知らない人むけに書かれた本だと思います。

量子コンピュータとは、量子ビットや量子ゲート、回路の説明。

量子アルゴリズムの概要、アニーリングの概要という内容です。

 

豊富な図解で、量子コンピュータの仕組みや、なぜ、高速演算できる

 のかなどを、説明しよとしていますが・・やっぱり、よく分かりません

でした。

 

 

 

2024年12月22日日曜日

読書 マン・カインド

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マン・カインド [ 藤井 太洋 ]
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/12/22時点)


お勧め度:★★★ お飾りいろいろ、でも、実は単純で、古典的な話でした。

主人公は、 戦場のライター。軍事企業の部隊が、独立国の指導者、部隊に、

虐殺される現場を目撃、それを記事とする。しかし、その記事は、

「事実に反する」と人工知能らに、拒否される。

 目の前の事実が、拒否されるのはなぜ?

なぜ、虐殺が起こった?

を調べるうちに、人類の未来を左右する企みに巻き込まれていく。

そんな話です。

量子などの近未来のテクノロジー、そのテクノロジーを利用した

戦争など、お飾りは、凝ってますが、ネタは単純で、古典的な話です。

また、お飾りも、量子など情報技術の将来と、生物系の技術の将来が

なんか、アンバランスな印象で、ちょっと違和感を感じる本でした。

テクノロジー用語バリバリの本なので、お好きな人には、

良いかも。

 

 

 

2024年12月21日土曜日

読書 独狼【どくろ】 念真流無間控

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独狼【どくろ】 念真流無間控 [ 筑前 助広 ]
価格:2,420円(税込、送料無料) (2024/12/21時点)


お勧め度:★★★★ 江戸時代のバトルロイヤルは、面白いなぁ。

主人公は、念真流という剣術を使い、悪人を斬る始末屋。

お家騒動に巻き込まれ、 九州から江戸まで、若い娘を護衛することに。

そこに襲い掛かる、数々の難敵。剣が血の雨を降らすなか、

江戸まで無事にたどり着けるのか・・、という話。

いいなぁ、江戸時代の剣客などの、バトルロイヤル。

 次々に現れる強敵との対決、一対多数の対決、

その描写も凄い。ボリュームもそこそこあって、面白くないわけ、

ないじゃん、という設定。面白かったなぁ。

 

 

 

 

2024年12月15日日曜日

読書 祝山

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祝山 (光文社文庫 かー36-5) [ 加門 七海 ]
価格:704円(税込、送料無料) (2024/12/15時点)


お勧め度:★★★★ いかんやつです。飲み込まれます。

若者のグループが、廃墟で肝試しをしたら、怪異が起こるようになった。

連絡を受けた、主人公の作家が、その怪異に巻き込まれていく。

次々と起こる怪異。若者たちのグループの中には、死者も。

謎を解き、呪いから逃れようとする主人公にも、危機が・・。

という話です。

いかんやつです。怖い、怖い、だけど、読むのをやめられなくなる。

読んでいる方が、飲み込まれしまいました。

面白かったですが、これは、いかん本です。

筆者と波長が合うのかな?


読書 ゼロからわかるAWS超入門 はじめてのクラウド


お勧め度:★★★ 初心者向けの入門書です。

クラウドとは何か、から始まって、AWSのアカウントの作り方、

お金の管理、S3での静的サイトを作る手順、EC2にWordPressを入れて、

サイトを作る手順の説明です。

手順の説明は、コンソールの操作やコマンドレベルで丁寧に書いてある

印象です。

たいへん分かりやすいと思いますが、少しでも触ったことがあれば、

まあ、不要かと。

 

 

 

2024年12月14日土曜日

読書 碧血の碑

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碧血の碑 [ 赤神 諒 ]
価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/12/14時点)


お勧め度:★★★ 幕末の負け組の人々の想いが淡々と書かれているのが、いい

沖田総司の恋、橋本左内の藩主との友情、日本への想い、

 和宮の将軍への想い、日本への想い、

外国人技師の小栗忠順との友情・・・そんないろいろな想いが、

淡々と描かれた短編集です。

淡々と書かれているが良かったです。返ってその想いが

伝わってきた。人の儚さ、世の中の移ろいなど、

いろいろな要素が読めて、面白かったです。



 

2024年12月9日月曜日

読書 これだけは知っておきたい データサイエンスの基本がわかる本


お勧め度:★★★ いい本だなぁ。

データサイエンスとは何か、パターン認識、

多変量解析、遺伝的アルゴリズム、SVN、

ニューラルネットワーク、ディープラーニング

などで利用される手法の解説がメインです。

理論をやさしく解説した本です。

プログラミング系の話題は、ほとんどありません。

難しい数式も、出てこないですし、

手法のキモが分かりやすく書かれていて、いい本だな、という感じでした。





 

読書 サイバーセキュリティの教科書


お勧め度:★★★ 薄く、広く。

 サイバーセキュリティを、OODAループで回しましょう。 

そのための基礎知識や手順などです。全体を薄く広く、という感じで、

前提知識なしで読めます。

 ある程度知識があれば、まあ、という感じです。

 

 

 

 

2024年12月8日日曜日

読書 世界滅亡国家史 消えた48か国で学ぶ世界史


お勧め度:★★★ よかった

勉強になるかは??ですが、かなり、面白かったです。

満州国など、有名どころから、まったく無名で、すぐなくなった国家まで、

東ドイツやユーゴスラビアなど、最近の国家まで、という感じです。

それぞれの国のなちたり、その運命などが紹介されています。

教科書というより、短い物語や、冒険譚を読んでる感じに近く、

よかったです。





 

読書 無限の王 ジョジョの奇妙な冒険


お勧め度:★★★★ 期待を裏切らない面白さ

ジョジョの奇妙な冒険の小説版です。

スピードワゴン財団の波紋使いリサリサを中心とした物語。

中南米を舞台に、リサリサ達が「能力を引き出す矢」と、

それを悪用しよとする能力者を追います。

ジョジョだし、無条件に面白いだろうと期待して読みましたが、

期待を裏切らない面白さです。

戦闘シーン、世界の描写、興味深いいろいろな能力、

登場人物・・ジョジョの世界だと思います。

面白かったです。読み応えもあって良かったです。

 ジョジョの小説が、もっと読みたい。

 

 

 


2024年12月5日木曜日

読書 コンピュータサイエンス 計算を通して世界を観る


お勧め度:★★★ 入門の入門という感じ。

プログラミングとは、プログラムが動く原理、配列などプログラミングの例、

アルゴリズムや計算量の軽い紹介がメインでしょうか。

その他、セキュリティやデータマイニングなどの話が少々という感じです。

ハードウェアやネットワークの話は、ほぼありません。

入門の入門というレベルでしょうか。前提知識なしでも読めると思います。

ただ、少しでもカジッたことがある人には、不要かな。

 

 

2024年12月1日日曜日

読書 海賊忍者

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海賊忍者 [ 諏訪 宗篤 ]
価格:1,870円(税込、送料無料) (2024/12/1時点)


お勧め度:★★★ 題材が興味深いです。

舞台は、戦国時代の三重。主人公は、元海賊で忍者の若者。

織田信長に乗っ取られた北畠家の姫を助けた縁で、

信長との戦いに参戦していく。主人公や北畠家の運命は・・。

 

あまりメジャーではない、北畠家を主題に描いた所が興味深かったです。

また、熊野水軍、九鬼水軍など、三重の海賊衆の興亡も興味深かった。

ボリュームもあり、読み応えもあり、面白く読めました。