2024年11月30日土曜日

読書 会社のためではなく、自分のために働く、ということ


お勧め度:★★ 前向きすぎて、きつい

大企業の役員を辞めて、本屋を開いた方が、働くこと、生きることについて

書いた本です。

お金のためだけに働いてるわけじゃ、ないでしょ。

達成感、仲間、チャレンジ・・・仕事から得られるものは、沢山ある。

どう仕事と向き合えば、生活とのバランスは、等について、

筆者自身の体験を交え、語られます。


仕事に対しても、人生に対しても、たいへん、前向きな姿勢で、

書かれています。

人によっては、「良いアドバイス、良い視点がもらえたなぁ」

となるかもしれませんが・・。

個人的には、前向きすぎて、きつかった。

 

 

 

 

読書 日ソ戦争 帝国日本最後の戦い



お勧め度:★★★★ 後世まで残すべき記録

太平洋戦争後半、参戦したソ連と日本の戦争を描いたものです。

参戦前の戦争や、アメリカ、中国、ソ連の動きから始まり、

満州での戦い、南樺太、千島列島の戦いを描きます。

満州軍、日本陸軍の様子、ソ連軍部の様子、実際の戦争、

戦争に巻き込まれた人々を、資料から描きます。

 

力作です。読みごたえ十分です。

また、そもそも、良く知らなかった日ソ戦争を興味深く読めました。

そして、書かれている、人間の愚かさ、暴力性、残酷性、

組織の愚かさ・・・ 後世まで残すべき記録だと思います。

貴重な記録だと思います。

 

 

2024年11月24日日曜日

読書 さらば、荒野


お勧め度:★★★★人生で何かを失ったとき、くり返し、くり返し、読み返す本

 

 「冬は海からやってくる。」

 

「ブラディ・ドール」シリーズの第一弾、ハードボイルドの記念碑的な作品だと思います。

主人公は、やり切れない過去を持つ実業家。

弟の事件から、戦いの中に巻き込まれていく。

物語全体に漂う「喪失感」。

生きていくということは、何かを失うことだ。

というように、 大切な人々、想いなどを失っていく、主人公や登場人物たち。

血、暴力、やり切れない想い、そして、その文体から紡ぎだされる喪失の物語。

人生で何かを失ったときに、くり返し、くり返し読んできた本。

 たぶん、これからも、くり返し、くり返し読む本だと思います。

 

 

 


2024年11月23日土曜日

読書 「新NISAバブル」に気をつけろ! 元本割れ確率を小さくする投資法を紹介


お勧め度:★★★ 分かりやすくて、初心者には良かったです。

 投資には元本割れのリスクがつきもの。

 いろいろな投資、期間で、投資した金額が、どうのような確率で、

 どのような金額になるか。

元本割れのリスクを最小限にするための、投資手法は、

分散、長期などの基本的な考え方、

いろいろな投資金額、期間で、1億円を作れるか、

年代別の投資のやり方等を説明した本です。

 

読みやすくて、分かりやすい本でした。150ページ弱で、ささっと読めます。

全くの初心者ですが、理解できて、勉強になりました。



読書 ユーチューバー [ 村上 龍 ]

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お勧め度: 不明。何が書いてあるのか、さっぱりわからなかった。

 

ユーチューバーが、 老作家の女性遍歴を紹介する動画を・・・

のような話から始まります。最後まで読みましたが、結局、何が書いてあったのか

 分かりませんでした。読んでて面白くない感じです。

時間をおいて読み直そう、という気も起きないものでした。

謎だ。

 

2024年11月17日日曜日

読書 実験で使うとこだけ生物統計 1

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■実験で使うとこだけ生物統計 1
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お勧め度:★★★★ ありがとうございます。

100ページ程度の薄い本です。分かりやすい本です。

生物実験における標本の大きさ、群の数などの考え方等が軽く、

中心は、標準偏差と標準誤差の説明です。

そして、パラメトリック検定、ノンパラメトリック検定が軽く紹介

されている、という内容です。

文章少な目で読みやすいし、図も分かりやすく理解を助けます。 

勉強になりました。

ただ、一部「なんで、そうなの?」の説明が欲しかった所もありますが、

ねだりすぎですかね。

良かったです。




読書 武田の金、毛利の銀

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武田の金、毛利の銀 [ 垣根 涼介 ]
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お勧め度:★★★ このような歴史小説もいいですね

武田の甲州の金山、毛利の石見銀山の産出量を探ることを、

織田信長から命じられた、明智光秀は、友達の元倭寇の和尚、

剣術家、途中で出会った謎の武士の3人とともに、甲州、石見に潜入する。 

光秀らは、 どうやって金と銀の産出量を探るのか・・。

そして、信長の狙いは、という感じの本です。

 

このような歴史小説もいいですね。

派手な剣術などのアクションも、合戦シーンもないですが、

それでも、謎解きや冒険譚の面白さがありました。

主人公の4人のキャラも良いですが、それに加えて、ポイントで

少しだけ登場する、織田信長、小早川隆景などの脇役も

キャラがたっています。

戦国時代の鉱山の様子や、産出した金の流通なども興味深い。

ただ、残念なのは、 産出量を想定する方法が、ちょっと単純だったかなぁ。

でも、面白かったです。

 

 

 

 

2024年11月10日日曜日

読書 立秋 [ 乙川 優三郎 ]

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立秋 [ 乙川 優三郎 ]
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お勧め度:★★★ あれ?

不動産業を営みながら作家である裕福な主人公と、陶芸家の女性の

不倫の物語です。 主人公からの視点で、描かれています。

 

乙川さんのファンですが、「あれ?」という感じでした。

文章はさすが乙川酸で、読んでいて心地よいのですが、

「人生の断片を切り取る」ような鋭さがなく、

緊張感も少なく話が淡々と進む感じでした。

また、登場人物と筆者の距離感も、いつもとちょっと違う。

そのためか、いつもの感動が来なかった気がします。


 


2024年11月4日月曜日

読書 脱炭素化は地球を救うか


 お勧め度:★★★ なるほど、そうだった

地球は本当に温暖化していて、そして、破滅に向かっているのか。

カーボンニュートラルなどのグリーンで経済成長できるのか。

環境問題が、なぜ、ここまで盛り上がったのか、その政治的背景、

電気自動車のからくり、 再生エネルギーの危険性、

脱炭素政策の費用と効果、電力自由化の失敗。

これらを、データや最新の研究などから、説明した本です。

目から鱗的な話も多く、大変勉強になりました。

環境やエネルギーを考える上で、必須の一冊ではないか?

と思います。良かったです。



読書 テクノ新世技術は神を超えるか

  

 

お勧め度:★★★ 何が起こっているのか、現状を分かりやすく説明。

 ITやAI、環境対策、医療などで、現在、何ができて、

何が考えられていて、何が起きているのか?を

記事や小説、インタビューから考える本でした。

読みやすく、分かりやすい本です。一般向けで、知識なしでも読める本だと

思います。